第7回南信州アルプスまつかわロードレース大会(実行委員会主催、本社など後援)が6日、松川町の信州まつかわ温泉清流苑下特設会場を起点に行われた。北は青森から南は九州、愛媛まで過去最多の約1400人が参加。「くだものの里」松川町を象徴する果樹地帯から南アルプス、中央アルプスを眺望できるアルプス街道を中心とする10キロ、5キロ、3キロの3コースで男女、年齢などによって25種目に分かれて健脚を競った。
開会式で大会長の深津徹町長は「空気、緑、果物がいっぱいなって皆さんをお迎えしている。温泉、森林浴、スポーツなどリフレッシュタウンとして売出し中の場所。14年後にリニア駅ができ、三遠南信自動車道も開通すると“伊那谷の夜明け”が来る。伊那谷の真っただ中に位置する松川町に『また来てね、また来るよリフレッシュタウン松川』を目指していく」と町の魅力をPR。同時開催のグルメサミットinぺっかん楽市や七椙神社の秋季祭典も紹介し「今日は松川町が一斉に燃えている日。松川を1日楽しんでいって」とあいさつした。
実行委員長によると、大会の運営はほとんどが町民のボランティア250人が当たり、ファミリー(小学生3年生以下との親子ペア)80組を含む1400人が参加した。コースは大島区のエリアだけに設定してきたが、来年(10月5日開催予定)は全町にエリアを広げるよう検討を進めているという。
開会式を終えた選手たちは、芝生広場にシートを敷いて体を休めたり、軽いランニングで体をほぐすなど思い思いにスタートに備えた。この日は気温も上昇し真夏日に近いコンディションだったが、選手たちはコースごとに一斉にスタートすると、それぞれの目標に向かって走り出していった。