大相撲秋場所で7戦全勝し三段目優勝決定戦で敗れたものの幕下への昇格を確実にした飯田市出身の満津田(23)=本名・松田誉彦、峰崎部屋=は26日、秋場所前に夏合宿を行った平谷村を訪れ、小池正充村長などに活躍を報告した。
満津田が所属する峰崎部屋は昨年から、名古屋場所後の7月下旬から8月上旬にかけて、平谷村で夏合宿を続けている。標高が高く夏でも涼しい環境と、毎日見学に訪れ交流を続ける村民の応援が励みとなって充実した稽古が繰り広げられた。
村役場で迎えた小池村長は、活躍をたたえ「よく頑張った」と声を掛けた。満津田は「もっと頑張って来年の夏合宿には十両になって戻ってきたい」とさらに高い目標を掲げた。
夏合宿中に毎日参拝していた赤坂稲荷神社へも両親とともにお礼参りに訪れた。同神社は峰崎部屋が2011年から数度にわたって鳥居を寄進。鳥居を建ててから入門に恵まれ20人を超える大部屋となり、飯田市出身の満津田も入門して縁が深まった。
このほか平谷温泉ひまわりの湯など、合宿中にお世話になった各所を訪問。温泉で体を癒し食事を味わい、村民から激励を受け、さらなる活躍を誓った。