専用のポールを手に全身運動を行うノルディックウオークを普及させようと、飯田市竜丘地区のウオーキンググループ「竜丘歩こう会」(原田忠治代表)が活動を続けている。ことしからやまびこマーチにもノルディックウオークのコースを設定。高齢者にも歩きやすく、上半身の運動にもつながる。
ノルディックウオークは、ポールを手に歩くことで姿勢が正しくなり、下半身だけでなく上半身の筋肉も使う運動ができるほか、ひざへの負担が軽減される。欧州では通常のウオーキングよりも一般的なウオーキングとなっている。
同会は歩くことを通じて健康づくりを―と1988年に「駄科走路会」と「竜丘さわやか会」が合併して発足。会員約90人が自主活動を基本に毎日健康な体を維持しようと取り組んできた。
昨年の竜丘文化祭でスポーツプラザトーヨーのインストラクターを講師に体験を行った後、会員50人がスティックを購入。毎月3、4回ほどの例会のほか、分館の文化祭などでも体験会を開催し、普及活動に取り組んでいる。
「一度体験してみると良さが分かる」と原田さん。「まだ飯田下伊那ではノルディックウオークが珍しく、1人で歩くには恥ずかしいかもしれないが、大勢ならば楽しく歩ける。やまびこマーチでも体験会があるのでぜひ参加してもらいたい」と話していた。
4月28日のやまびこマーチでは10キロのノルディックウオーク体験会も開催。ポールの無料貸し出しも行う予定だ。