長姫OBが高校野球選抜大会を観戦

スポーツ

[ 2014年 3月 25日 火曜日 8時48分 ]

 1954(昭和29)年の第26回選抜高校野球大会を制した飯田長姫高校(現飯田OIDE長姫)の当時の野球部員らが23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)を訪れ、熱戦が続く第86回選抜大会の1回戦3試合を観戦した。初優勝からちょうど60年の節目。「小さな大投手」と冠せられたエースの光沢毅さんも駆けつけ、思い出が詰まった地で旧交も温めた。

 甲子園を訪れたのは光沢さんや右翼手・9番として活躍した久保田卓男さん、マネージャーの滝戸一市さん、背番号4を付けた棚田有次さんの優勝メンバーの他、同校野球部OBら約20人。優勝時と同じ1塁側のスタンドを選び、その中段から、白球をひたむきに追う球児たちが立つグラウンドに視線を送り、好プレーには拍手した。長姫高校に残る優勝旗のレプリカを広げて記念撮影もした。

 光沢さんは87年の交通事故で重傷を負い、両目を失明した。スタンドにゆっくり腰を下ろした光沢さんは思い出の地での再会を喜び、観戦になるとラジオ中継を聞きながらマウンド方向に目を向けた。「ここに来るとマウンドに立った60年前を思い出す。今回、目標を同じにした仲間と集まることができ感激だ」と語った。

 優勝メンバーやOBが口々にしたのが「後輩の甲子園出場が待ち遠しい」。光沢さんは、甲子園が持つ独特の雰囲気を強調し「近い将来、母校の生徒がこのグラウンドに立って甲子園を感じてほしい」と期待を込めた。

 甲子園球場の外周道路脇には優勝を記念する銘板が並ぶ。その一つ、「飯田長姫」のプレートはひときわ輝く。プレートがはめ込まれた記念柱は高さ約80センチ。同校関西地区同窓会が「母校の偉業を末永く語り継ごう」と、毎年この時期に優勝をたたえる記念柱を磨いているとあって、久保田さんは「他のプレートは黒ずんでいるけど、長姫のものはピカピカ」と笑顔を見せた。

 併設の甲子園歴史館も訪れ、紫紺の優勝旗の前で足を止めると、優勝メンバーは感慨深げだった。久保田さんが寄託したという優勝メダルに加え、旋風を起こした高校のコーナーには長姫の優勝の記念球が飾られており、「だいぶ色あせた」「あのボールを投げていたんだな」などと当時を懐かしむ姿も見られた。

 同校は昨年4月、飯田工業と統合し、校名が飯田OIDE長姫に変わった。これに伴い、両校の野球部OB会も統合を決め、来月13日に結成式を飯田市内で開く予定。長姫の斉藤尚武OB会長は「今回甲子園を訪れることで、あの優勝がいかに偉大であるかをあらためて知った。母校の甲子園出場を願いたい」と話した。

  

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