阿南町の第23回歩いて健康大会は26日、同町富草の阿南温泉かじかの湯をスタート地点に開催した。あいにくの雨にも関わらず、町内の小学生から80代まで約80人が参加し、ウオーキングでの健康づくりに取り組んだ。
町と大会実行委員会の主催で開かれる健康イベント。足からの健康づくりに取り組む同町で1990年から続けられてきた。大会にあわせて年間200日以上歩行記録者12人の表彰が行われた。
開会式で佐々木暢生町長は「台風にもかかわらず80人ほどの出席をいただいた。健康づくりとともに関昌寺の大観音や化石館など地域を知ってもらいたい」と述べた。
参加者は、雨にも負けずカッパを着込んだり、傘を手にしてウオーキングへ出発。南アルプスを望める関昌寺の大観音や化石館を経てかじかの湯へ戻る5・4キロのコースを歩いた。
3年連続、年間200日以上歩行記録者で現在もランニングを続ける男性は「毎日走ることで体力を維持できる。町は町民の健康づくりに力を入れてくれている。雨ならば通常、中止や延期が多いが、大会を強行してくれありがたい」と話していた。