阿南第一中で杉野選手が演武を披露

スポーツ

[ 2013年 2月 4日 月曜日 9時55分 ]

 飯田市松尾出身で昨年の世界空手道選手権大会団体形で優勝した帝京大4年の杉野拓海選手が1日、阿南町立阿南第一中学校(下起優校長、91人)を訪れ、全校生徒の前で演武を披露した。

 杉野選手は小学1年から空手を続け、帝京大1年生から団体形のメンバー入り。全日本大学選手権個人形でも2011年、12年と2年連続準優勝の実績があるほか、11年にはJFKナショナルチーム入りしアジア大会を優勝。東アジア大会優勝、世界学生2連覇、全日本大学3連覇と実力を発揮し続けている。

 同校は2年生の武道授業で空手道を採用している。2日から3日にかけて阿南少年自然の家などを舞台に県空手道連盟による合宿で講師を務める杉野選手。合宿を前に同校で空手道授業の指導を行った男性の招きで今回の演武が実現した。

 他地域では講師として招かれることが多いが、地元飯田下伊那の子どもたちに教える機会は初めてという杉野選手。「空手道は誰でもできる護身術。自分の身を守ることは大切なこと」と生徒たちに呼びかけると「平安初段」という初心者がまず学ぶ形、ツバメが飛ぶ姿をイメージした中級の形「燕飛」、世界選手権で行った最上級の形「雲手」の3つの演武を行った。

 2年生は14回の授業で空手道を学んだものの、ようやく基礎をかじった程度。目の前で繰り広げられる世界トップレベルの演武に圧倒された様子。生徒らは「本格的な演武は初めて見たけどすごくかっこいい」、「授業で体験するまで空手をぜんぜん知らなかったけど、すごく興味を持てた」と話す。

 杉野選手は4月以降もナショナルチーム選手として2年間活動し、14年の世界選手権で連覇を目指す。その後は長野県での教員を目指し後進の育成にも取り組む考えだ。「空手道も柔道もスポーツ化してきている。礼儀と相手を尊重する心が日本が誇る武道というもの。武道を通じてその心を伝えていきたい」と話していた。

  

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