阿智村の3スキー場は16日までに、オープン予定日を19日に延期すると発表した。
浪合のあららぎ高原と治部坂高原は17日、智里西のヘブンスそのはらは18日のオープンを予定していたが、あららぎ高原と治部坂高原は雪不足、ヘブンスは先週の雨でゲレンデ整備が遅れていることから延期を決めた。
あららぎ高原と治部坂高原は17日朝、安全祈願祭を行い、シーズン中の安全や繁盛を祈願した。
全県的にこの冬一番の冷え込みとなった17日朝、標高約1200メートルの治部坂高原も氷点下8度に。スタッフは16日に続いて降雪機をフル稼働させながら、19日に向けてゲレンデ作りに励んでいた。
治部坂高原を管理する治部坂観光の伊藤義寛社長は「寒くて雪が多いという長期予報に期待したい。しっかりとしたゲレンデ作りを行い、多くのお客さんをお迎えしたい」と話していた。
3スキー場は村内の温泉や旅館と合同で、特産品や宿泊券が当たるスタンプラリーを昨年に続いて行うほか、雪をテーマにしたフォトコンテスト、村内の小学生以下にリフト1日券を無料進呈する「阿智村感謝デー」(毎月第3土曜)を新たに企画。連携して利用者増を目指す。
平谷村の平谷高原は18日にオープン予定。メーンターゲットとしているファミリー層の誘客に向け、今シーズンから小学生未満のリフト代は無料、中学生は子ども料金扱いとする。