飯田市のシンボル「風越山(かざこしやま)」を目指して走る「風越(かざこし)登山マラソン大会」は体育の日の14日、丸山町の今宮野球場を発着点に開かれた。澄み渡った秋空の下、県内外から約500人が集い、健脚を競った。
飯田市と市教育委員会、飯田長姫ライオンズクラブ、市体育協会などが主催。市民の健康維持や体力増進とともに、市民の心のシンボルである風越山を愛する心を広める主旨のもとに始まり、ことしで59回目を迎えた。
白山社、虚空蔵山、石灯籠を折り返す「登山マラソン」部門(4・9―12・4キロ)と、かざこし子どもの森公園を周回する「みんなで走ろう」部門(3・8キロ)、団体で歩き、秋の風越山を満喫しながら選手を応援する「ウオーキングの部」(6キロ)の3部門が用意された。
午前8時から各コースが順に出発。子どもから大人まで幅広い参加者が、力強く腕を振りながらスタートを切った。親子や友だち同士で参加する人もおり、並んで走る姿も。沿道には地元住民らが並び、ランナーに向かって盛んに声援を送っていた。