飯田下伊那の障害者がスポーツを通じて、お互いの親睦と交流を図る「第34回飯伊地区障害者スポーツ大会」が1日、飯田市松尾明の市総合運動場など4会場で開かれ、選手341人が個人競技15種目、団体3種目(レクリエーション)などに汗を流しながら体を動かした。
大会の運営には、飯田OIDE長姫、飯田女子、飯田風越、松川の各高校生30人や一般のボランティア13人も協力。選手付き添いや見学者、役員などを合わせると総勢約650人が参加した。
同大会は、下伊那郡、飯田市の両身体障害者福祉協会や手をつなぐ育成会、精神障害者家族会、各施設、競技団体、市町村の社会福祉協議会などで構成する実行委員会が主催。昭和54(1979)年から毎年この時期に開いている。
こぶし園(豊丘村)の男性ら4人が聖火リレーを行い大会ムードを盛り上げるなか、開会式で大会長を務める松沢泰治下伊那福祉事務所長が「ことしで第34回を数える歴史のある大会で、お互いの親睦と交流を図る目的で開いている。選手の皆さんは競技に集中し、それぞれの目標に向かって、けがのないよう頑張ってください」とあいさつ。高森町の男性が「日頃の練習の成果を発揮して頑張ります」と選手宣誓を行った。
開会式に続いて、個人競技の陸上競技と綱引を市総合運動場、卓球を市勤労者体育センター第1体育館、団体種目のペタンクやメドレーリレーなどを市総合運動場第2グラウンド、個人競技のアーチェリーを天竜グラウンドでそれぞれ繰り広げた。
9月8日には県障害者スポーツ大会が開かれるが、種目が若干違い、この日の記録は参考記録となる。