飯田下伊那駅伝部は6、7の両日、売木村をフィールドに合宿を行った。県縦断駅伝へ向け練習に励む14人が参加。同村協力隊員でサロマ湖ウルトラマラソン準優勝者の指導のもと、準高地の冷涼な気候の中で走り込んだ。
合宿初日には同村の清水秀樹村長が駅伝部員を歓迎。「当村は合宿誘致に取り組んでいるが、なによりも地元の人たちに使ってもらえるのが一番うれしい。クロスカントリーのコース整備も行う予定なので、これからも売木村をフィールドに活用してもらいたい」と呼び掛けた。
部員らは初日は、4キロコースを合同ジョグとフリーランで計4周し、午後からは平坦な400メートルトラックでトレーニング。翌7日は阿南町を含めた17キロのコースを走った。
飯田下伊那駅伝部の助監督は「飯田市と比較しても2、3度気温が違い、湿度も低く、まとわりつくような暑さがないので、夏場の走り込みに適していると思う。菅平高原まで行かなくても身近な距離にあり、日帰りの利用もできそうだ」と話していた。
売木村へは7月から8月にかけて毎週末、団体や個人が陸上合宿に訪れる。2カ月間あわせて120人ほどになる見込みだ。
飯田下伊那駅伝部は随時チームメンバーを募集している。定期練習日は毎週水曜日、飯田市松尾明の市総合運動場。