27日に東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開幕する第89回全国高校ラグビー大会に、2年連続で出場する飯田高校ラグビー班が10日、県庁を訪ね、村井仁知事らに大会での活躍を誓った。
3年生12人と清水越郎校長、湯沢一道監督らが県優勝旗と優勝杯を携えて訪問した。
選手たちは1人ずつポジションを含め自己紹介した。
村井知事は連続出場をたたえた上で「花園では大いに実力を発揮してもらい、満足いく結果を残してください」と激励。試合球をプレゼントすると、梅村謙太郎主将(3年)とがっちり握手し、県勢にとって7年ぶりとなる初戦突破に期待を込めた。
3年生はほぼ全員が大学進学を志望しているという。県内有数の進学校としても知られ湯沢監督は「花園と大学受験。3年生にとって勝負はまだ2つ残っています」。村井知事は「実践している文武両道は見事な伝統」と言い、大学受験での健闘も願った。
初戦の尾道(広島)は3年連続4度目の出場で、前々回の87回大会では8強に進み、前回大会はシードを獲得した強豪。梅村主将は「相手は強豪ですがみんなが全力を出し切り、県勢がしばらく遠ざかっている初戦を突破します」と1勝に意欲を見せた。
また、知事表敬を前に飯田市三穂出身で同校OB、久保田篤観光部長から激励金を受け取った。金額は「めざせ1勝。無敵のフィフティーン」のごろに合わせ16万1500円。同校OBでつくる県庁高松会の会員約70人が募った。
飯田は2年連続6度目の出場。尾道との初戦はメーングラウンドの開幕試合(第1試合)で、開会式後の正午から。