高校ラグビー県決勝で飯田高惜敗

スポーツ

[ 2016年 11月 4日 金曜日 15時46分 ]

003ラグビー

 花園につながるラグビーの第96回全国高校大会県予選は3日、決勝を長野市の南長野運動公園総合球技場で行い、飯田が10―19で岡谷工に敗れた。岡工は5年連続31度目の優勝を果たし、飯田は5年ぶり優勝に惜しくも届かなかった。全国大会は12月27日から東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開催される。

 後半24分過ぎ、ゴール前の絶好の位置でペナルティーを獲得し、ペナルティーゴール(PG)を狙うかどうかの判断が試合の流れを大きく左右した。

 差は2点。PGが決まれば逆転はできるが、差は1点のみ。ベンチからは「ペナルティーゴールを狙え」との声もあったが、SO亀井主将は仲間の雰囲気を感じ取ってトライを取りにいくことを選択。絶好機に集中力を研ぎ澄ませ、連続攻撃からゴール際まで攻め込んだがあと一歩のところで反則を取られ、直後にリードを広げられた。亀井主将は「それまで自分たちのラグビーができていたのでちょっと欲が出た。ただ相手の焦りを肌で感じ、勝負どころだと思った」と振り返った。

 飯田は開始4分、相手ディフェンスを交わしながら前進を試み、ゴール前の反則からWTB大平がPGを決めて先制した。

 昨年11月の南信高校新人大会決勝で0―40と大敗し、今年2月の県高校新人大会決勝でも0―38で敗れている岡工から先制点をもぎ取ったことでチームは勢い付いた。

 課題としていたモールにも狙い通りに対応。FWの平均体重では13キロほど劣るが、「1年間かけてこの日に備えた」(湯沢監督)とあって逆に押し返す場面もあった。

 前半終了間際にはゴールのほぼ正面で反則を奪い、PGを狙うこともできたが、そのままボールをキープ。相手ディフェンスを徐々に崩し、最後は「ラインが見えた」というフッカー安永がディフェンス網を強引に破ってそのままたたき込んだ。

 ゴールを背負う苦しい場面で堅守が光り、亀井主将の視野の広いゲームメークでエリアを何度も挽回した。経験豊富なSH礒田の意表を突くハイパント攻撃で相手に重圧をかけた。体重差のあるFWも粘りを見せた。亀井主将は敗戦に悔しさをにじませたが、「最後の試合で自分たちのやりたいラグビーはできた」とも。目に涙をためた表情はどこか晴れやかだった。

 湯沢監督は「けがなくやってこれたのが大きい。スタートラインは低かったが、3強と呼ばれた岡工やOIDE長姫と比べ、この1年で一番伸びた」と成長をたたえた。

 岡工の全国大会出場は5年連続29度目。組み合わせ抽選会は12月3日に行われる。

  

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