花園につながる第98回全国高校ラグビー大会県予選決勝は4日、長野Uスタジアム(長野市)で行い、飯田は12―22で岡谷工に破れ2年連続13度目の優勝はならなかった。岡工は2年ぶり31度目の花園出場。全国大会は東大阪市花園ラグビー場(大阪府)で27日から開かれる。
10年連続で同じ顔合わせとなった決勝戦。岡工が計4トライを奪うなど試合を優位に進めた一方、飯田は試合終了間際の2トライに留まった。
飯田は数的優位な状況から後半開始直後にトライを奪われると、勢いに乗った岡工に飲まれ立て続けに失点。後半25分にTB矢嶋(2年)、同34分に黒沢がトライを決め、意地を見せるも届かなかった。
湯沢監督は「岡工にうちの強みを全部消された。完敗です」。溝口主将(3年)は「前半は想定範囲内の展開だったが、後半立て続けにトライを決められ動揺があった」と振り返り。「外への展開が得意でパワーのある2年生が多く残る。来年は絶対花園に行ってほしい」と後輩に思いを託した。