大学野球で活躍するスター選手たちが2チームに分かれて競い合う「東京六大学野球オールスターゲーム」の2018(平成30)年の開催地に、飯田下伊那が内定しているのを受け、夏合宿地として明大と縁のある高森町の熊谷元尋町長らが20日、新潟県新発田市で開かれたオールスター戦の会場を視察した。
1950年代から80年代にかけて「御大」として明大野球部に君臨した島岡吉郎元監督(1911~89年)の出身地としても知られる高森町が開催を希望した。
計画によると、18年8月25、26日に綿半飯田野球場(飯田市三日市場)で開かれる。地元の子どもたちを対象にした野球教室も行われる予定。
開催を2年後に控え、熊谷町長と担当課の職員が新発田市を訪れ、会場づくりなどを見た。熊谷町長は「飯田下伊那はもともと野球熱が高い地域であり、多くの人に楽しんでもらえると思う。今後は実行委員会形式で備えたい」と話した。
新発田市の五十公野球場で行われたゲームは、ことしの春季リーグの1、4、5位の選抜チーム「藤塚浜オーシャンズ」(明大・慶大・早大選抜)と、2、3、6位の選抜チーム「二王子マウンテンズ」(立大・法大・東大選抜)に分かれて対戦。学生野球の最高峰の技術を一目見ようと多くの野球ファンが来場し、得点が入るたび各校の応援団と一緒になって歓声を上げた。