高森町で全日本カヌー大会~60人が天竜川に挑戦

スポーツ

[ 2012年 8月 29日 水曜日 17時52分 ]

 「第41回全日本天竜川カヌー競技大会」は26日、下市田の市田港をスタート地点に時又港まで約13キロのコースで開かれた。残暑の厳しいこの日は、水量は少なめだったが絶好のカヌー日和となり、県内外から集まった60人のパドラー(参加者)が練習の成果を競った。

 同大会は天竜川を観光資源に「町の魅力づくり」の一イベントとして県協会とタイアップ。「川に親しむ事業」として毎年この時期に開いている。ことしの参加者は遠く大分県や愛知県などの県外をはじめ、県内では長野市や飯田下伊那の地元愛好家も多数エントリーした。

 スタート地点は市田港。かわせみの家特設会場で開かれた開会式では、熊谷元尋町長が「ことしのロンドンオリンピックで大活躍した、(飯田出身の)矢沢一輝選手はこの天竜川で育っていった。その同じ川を下ることは励みになると思う。どうか、けがなどないように無事終了することを願う」とあいさつ。来賓であいさつに立った矢沢選手の父親は、息子の決勝進出に対する地元の応援に感謝するとともに、「リオオリンピックでは娘とともに、兄妹でなんとか出場してもらいたいというのが親の希望。皆さんの応援をお願いしたい」と抱負を述べた。

 天竜川のコースは程よい急流、変化に富んだ流れなど、愛好家の間では全国的にも「世界大会に挑戦する絶好のコース」ともいわれる。開会式を終え、選手たちはさっそく競技へ。午前10時のスタートとともに、カヤック1人乗りの「K1男子」を皮切りに、計10部門で次々と天竜川下りに挑戦した。

 水量の少ないコースではスピードが落ち、コースどおりに進むのが難しい局面もある。飯田市の弁天港上の左岸では危険箇所もあり、クローズされている地点もあったが、選手の中には40分台のタイムで早々にゴールする選手もいた。

 愛知県豊田市から家族を連れ、K1競技種目に初参加した会社員の男性(33)は、同大会のコースの長さが魅力という。「前半は流れがなかったが、最終のあたりでは楽しみながらいけた。国体出場を目指しているが、いい練習になった」と感想。「来年もぜひ出場したい」と意欲を語っていた。

  

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