北海道日本ハムファイターズの内野守備走塁コーチ兼作戦担当の白井一幸さんがこのほど、高森町を訪れ、中学生や野球チームの指導者らを対象に技術指導を行った。
町が主催する「プロ野球に学ぶ!スポーツ指導者・選手スキルアップ研修会」の一環で、講師に白井さんを迎えた。高森中学校野球部の生徒のほか小中学校の指導者、保護者ら約70人が参加。白井さんは日本ハムの選手たちに教える上で役立てているという独自の理論をもとに、投球や捕球、バッティングの技術を高めるための効果的な練習方法などを示した。
「やる気を引き出すコミュニケーション力」と題した講演会もあり、白井さんは日本ハムが日本一になるために実践している取り組みを紹介。指導者としての経験を踏まえ、選手との向き合い方などを語った。会場には町民ら約180人が集まり、子どもたちも真剣な表情で耳を傾けていた。
中学校部活動について町は昨年9月、独自に指針を定めた。町担当課は、活動時間が短縮される中で「効率的に技術を高められる方法を学ぶ機会になれば」と話した。