「第2回みなみ信州駅伝・ロードレース大会」は3日、飯田市松尾明の市総合運動場陸上競技場を発着点に開かれた。駅伝、ロードレースの両部に約900人が出場し、冬の南信州を駆け抜けた。公益財団法人飯田市体育協会主催、下伊那郡体育協会、南信州新聞社など共催。
郡市民が大会を通じて身体を動かす楽しさを体験することで、スポーツ活動の日常化や競技スポーツに進展し、地域のスポーツ文化向上につながることを目指して、昨年から開催。競技場周辺道路と天竜川沿いに、駅伝とロードレースの各コースを設けた。
駅伝では、地域や市町村対抗の1部に16チーム、各種団体で参加する2部に91チーム計600人がエントリー。小学3年生から50歳以上のシニアを対象に4部門を設けたロードレースには、約300人が参加した。
競技場で開いた開会式には、ことしの国民体育大会の飯田下伊那地域出場者のうち4人と、各地のゆるキャラも応援に駆け付けた。
あいさつに立った大会長の榊山俊彦市体協代表理事は「しっかりウオームアップをして臨み、皆さんの熱気で寒さを吹き飛ばして」と呼び掛けた。
選手宣誓では、駅伝2部に1番にエントリーした新野千石平RCの3区走者、城田真一さんが「日頃の練習の成果を発揮し、最後まで走り抜く」と力を込めた。
開会式に続いて駅伝、次にロードレースがスタート。飯田市民吹奏楽団や飯田女子高校チアリーディングクラブの応援パフォーマンスを受け、力強く走り出した。競技場やコース周辺では、家族や仲間などから「頑張って」と声援を送られながら、寒く澄んだ青空の下を駆け抜けていた。