【阿智村】昼神温泉郷で湯屋守様を並べ湯立て神事 温泉利用者の無病息災願う

文化・芸能

[ 2021年 12月 4日 土曜日 14時30分 ]

 阿智村昼神温泉郷の冬の風物詩「昼神の御湯(おんゆ)」の開幕を告げる降神祭と分湯式が4日、阿知川に架かる恩出(おんだし)橋であった。稲わらで組んだ守り神の人形「湯屋守様(ゆやもりさま)」を並べて湯立て神事を行い、温泉利用者の無病息災を願った。

 御湯では「霜月祭り」に訪れた八百万の神様がそのまま滞在し、温泉に入るといわれる。湯屋守様は、神様が来ている間の魔よけの役を担う。

 降神祭・分湯式には旅館関係者や宿泊客らが参加。橋には大小15基の湯屋守様が並び、中にはコロナ退散を願ったアマビエや安産の願いを込めてお腹が膨らんだものもあった。中央に置かれた高さ約3メートルの「大湯屋守様」の前で神事を行い、煮えたぎった釜のお湯をまいて温泉郷の繁栄と安泰を祈願した。

 大湯屋守様はそのまま橋中央に、他の湯屋守様は各旅館の玄関先に飾る。3月5日に神様が帰る「お焚き上げ」を行い、湯屋守様を集めて一斉に焼く。

 お焚き上げまでの期間中、希望者に神様と一緒にお風呂に入った記念の「入湯の証し」を贈る。

 昼神の御湯実行委員長の今井竜也さんは「特色ある湯屋守様が並んだ。湯屋守様に邪気が入ってこないよう守ってもらい、昼神温泉郷のお客さま、従業員、そして地域が無事に過ごせられるよう願いたい」、熊谷秀樹村長は「コロナで大変な毎日だが、行事ができたことに感謝し、1日も早い収束を願う。来年1年間は昼神温泉郷50周年に向け、地域が潤う行事を考えていきたい」と話した。

◎写真説明:恩出橋で開かれた降神祭と分湯式

  

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