来年3月25~27日に行う「令和4年壬寅(みずのえとら)歳飯田お練りまつり」のPR用ポスターが完成し、9日に奉賛会(会長・原勉飯田商工会議所会頭)が披露した。デザインは前回に続いて飯田コアカレッジの学生が担当。桜が咲く明るい春と飯田の伝統をイメージしている。1200枚を各方面に配り、県内外に開催をPRする。
飯田コアカレッジにデザインを依頼したのは「若い人に関心を持ってもらい、伝統芸能や文化を伝承してほしい」という思いから。ITビジネス学科の2年生がDTP(デスクトップ・パブリシング)の時間を活用して、お練りまつりや飯田の歴史、文化を牧島晃校長から学んだ上で制作した。
採用された杉山翔琉(かける)さん(19)の作品は、下半分に桜の花びらが舞い散り、300年余り続いてきたお練りまつりの伝統をつなぐという思いから水引をイメージしたデザイン。「少しでも世の中と街を明るくしたい」という思いも込めた。
採用分を選んだ関係者を代表して原会頭は「コロナ禍に明るいイメージは大切であり、いいものを作ってくれた。ポスターで開催を告知し、多くの人の協力を得て大イベントを成功させたい」と話した。
A1は200枚、B2は1000枚を制作。関係機関や観光施設、交通機関に掲示を依頼するほか、チラシやガイドブックの表紙などの広報にも幅広く役立てる。
問い合わせは同商工会議所(電話0265・24・1234)へ。
◎写真説明:ポスターを掲げる原会長(左)と杉山さん