【飯田市】俳優・小林英樹さん主宰の「陽のあたる教室」が舞台公演 コロナ影響で9カ月遅れ

文化・芸能

[ 2022年 7月 11日 月曜日 15時50分 ]

 飯田市川路出身の俳優・小林英樹さんが主宰する「陽のあたる教室」による舞台公演「しあわせの三角おにぎり」が2、3の両日、かざこしホール(同市上郷黒田)であった。新型コロナウイルス感染症の影響で9カ月遅れの公演。4公演に約350人が訪れた。

 同団体は、演劇の手法を用いてコミュニケーション力などを育む「演劇教育」の普及に取り組む小林さんが2020年に結成。演劇の魅力を伝える活動の一環として、同公演を企画した。

 飯田下伊那地域の未経験者・初心者を中心にオーディションで演者を決定した。当初は昨年10月に公演予定だったが、コロナの感染拡大を受けて延期に。今年4月に稽古を再開し、週2~4回の練習を重ねてきた。

 信州にある小さな喫茶店「ドレープ」を舞台にした3姉妹の物語で、母親の死がきっかけで喫茶店を手伝うようになった長女と次女、役者を目指して上京した三女が登場。思いをぶつけあったり、母親の思い出話に花を咲かせたりして「家族」や「人と人」との関わりを描いた。個性豊かな常連客もお出まし。観客から笑いや涙を誘った。

 東京都の女性(37)は「家族の温かさを感じた」、松川町元大島の女性(63)は「一人一人の個性があった。家族の在り方を考えさせられた」と話していた。

 小林さん(45)は「やっと迎えることができた本番。お客さんも温かい雰囲気で迎えてくれた」とし「稽古を通して、(出演者たちの)役を自分の物にしていく姿勢に驚かされた。今後も市民の皆さんの心を豊かにする活動に取り組んでいく」と話していた。

◎写真説明:2日間で4公演した(小林さん提供)

  

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