飯田商工会議所の原勉会頭は28日の定例会見で、新型コロナウイルス感染防止対策を講じて3月25~27日に開いた飯田お練りまつりについて「多くの協力を得る中で、飯田としての一つの方式が示せた」と振り返り、寄せられた意見は今後主催するイベントに生かす考えを示した。
雨の影響を受けたものの、3日間で約20万人(主催者発表)が観覧し「飯田の経済を前に進める目的は達成できた」とし、市や出演者、観覧者の協力に感謝した。
参加25団体のうち1団体から感染者が出た件については「残念だが、全体としては協力体制ができたので拡大は抑えられた。人数制限をしないやり方も含めて、後に続く県内大型イベントの参考になったのではと思う。地域としても今後に生かせる」と述べた。
商議所によると25日は2団体541人、26日は21団体1522人、27日は13団体1012人が出演。感染者が出た1団体を除く24団体の健康状態は良好であることを確認している。
◎写真説明:お練りまつりを総括する原会頭