飯田市の東野大獅子保存会(菅沼敬一会長)は6日、市街地で3月25~27日に開く飯田お練りまつりに向けた全体練習を宮の前の大宮諏訪神社で始めた。決起集会と安全祈願祭も開き、7年目に一度の祭りが無事開催されるよう祈願した。
神社境内で土日に予定していた「頭(かしら)」の練習は、屋内に会場を移し、月曜から土曜までの夜間に練習するスケジュールにあらためて、7日から練習を始める。この日は降雪のため、屋外練習は取りやめた。
笛と大太鼓、小太鼓の囃子3部門は、予定通り神社社務所など2カ所に分かれて、予定通り6日から練習を開始。獅子を先導する宇天王は長久寺で7日から練習する。
境内で開いた決起集会で菅沼会長は「久しぶりにおはやしを聴いて心が熱くなった。焦らずに練習しよう」と呼び掛けた。
大宮諏訪神社の松澤卓治責任大総代は「十分な練習ができないかもしれないが団結し、『これぞ東野の大獅子』といわれるような舞を見せてほしい」と励ました。
◎写真説明:大宮諏訪神社の社務所に祭りばやしを響かせる会員たち