飯田市八幡町の鳩ケ嶺八幡宮に奉納するしめ縄づくりが4日、来年の秋季祭典で年番を務める松尾寺所地区で行われた。区民ら50人余りが参加し、区内の御新田で栽培した稲わらを使い、長さ約9メートルのしめ縄3本を1本に編み上げた。
氏子11地区が交代で担当するしめ縄づくりで、この日は寺所集会所前で区の役員や壮年会らが中心となり作業。今年年番を務めた新井区の引き継ぎを受けて制作を進め、長さなどの規格を丁寧に確認しながら完成させた。
完成後は八幡宮に運び奉納。鋤柄全区長(年番長)は、「新型コロナウイルスの影響で3年間みこしを担げていない。来年こそコロナが終息し、みこしを担いで盛大にお祭りができるよう願いを込めて制作した。立派なしめ縄ができた」と話していた。
◎写真説明:しめ縄を編む寺所区民ら