飯田風越高校吹奏楽部は26日、第43回定期演奏会を飯田市高羽町の飯田文化会館で開いた。初の試みとして飯田東中学校と旭ケ丘中学校の吹奏楽部と共演し、総勢86人で迫力ある演奏を披露した。
これまで接点が少なかった中学吹奏楽部と交流する機会を持ち、中学生に吹奏楽を長く続けてもらいたい―と初めて計画。3部制とし、2部で共演した。
中学2校はそれぞれ単独で演奏してから、風越と飯田東で「365日の紙飛行機」、風越と旭ケ丘で「サーカスハットマーチ」を披露。2部の最後に吹奏楽の定番曲となっている「宝島」を3校合同で演奏した。
風越と飯田東は小編成で、旭ケ丘は大編成。風越の部長(17)は「3校合同は滅多にない機会。楽しいステージだった」、飯田東の部長(14)は「いつもと人数が違い、迫力があって楽しかった」と振り返った。
旭ケ丘の部長(同)は「聴いたことのない音を間近で聴けて、高校生の演奏の良さが身に染みて分かった。成長の機会になった」と話していた。
◎写真説明:3校の86人が一緒に演奏した