第14回南信州獅子舞フェスティバル(実行委員会主催)が17日、飯田市の中心市街地で2年ぶりに開かれた。14団体が出演。4カ所の演舞ポイントで、集まった多くの観衆に舞や演奏を披露した。
感染症予防の観点から、規模を縮小して実施。開始と終了時刻をそれぞれ1時間ずつ短縮し、演舞ポイントを例年の6カ所から4カ所に減らした。観覧の際には、マスクの着用や各ポイントでの氏名や住所の記入など協力を求めた。
この日は朝から小雨が降っていたが、多くの家族連れでにぎわった。演舞ポイントでは多彩な獅子の力強い舞や、太鼓演奏で魅了し、午後には晴れ間が広がった。
各家庭からも楽しんでもらおうと、動画投稿サイト「ユーチューブ」での生配信も実施。現在も「南信州獅子舞フェスティバル」のチャンネルから視聴することができる。
実行委員長の戸崎敬さん(69)は「雨が降る中、大勢の方が来てくださってありがたい」とし「久しぶりに元気に舞う獅子の姿を見ることができた。来年はどういう状況になっているか分からないが、いつもの顔ぶれがそろって例年通りのイベント開催ができれば」と話していた。
◎写真説明:多くの観客でにぎわった