飯田市八幡の鳩ケ嶺八幡宮本殿に6日、来年の秋季祭典で年番を務める松尾水城区(塩澤一広区長、塩澤良明年番長)が、この日作った真新しいしめ縄を奉納した。
鳩ケ嶺八幡宮のしめ縄は氏子の11区が交代で担っており、御神田で育てた背丈の長い品種のわらを使用。3本の縄を編んで太くて長いしめ縄を完成させた。
約50人が朝から水城コミュニティ消防センターに集まり、神事に続いてしめ縄を制作。午後から力を合わせて八幡宮まで運び、本殿正面に取り付けると、最後に奉納神事を行った。
塩澤年番長(71)は熱気を帯びたしめ縄作りを見守りながら「前回の経験者はわずかにいるが、なるべく控えて若い人たちを中心に作ってもらった。次の時代の区を担い、盛り上げていってほしい」と話した。
◎写真説明:熱気を帯びたしめ縄作り