地域や流派超え172点

文化・芸能

[ 2021年 5月 28日 金曜日 15時59分 ]

 南信州新聞社と実行委員会が主催する「第19回下伊那の書展」が28日、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大により昨年度は中止としており、2年ぶり。流派を超え、全国から寄せられた172点の書を展示している。入場無料で6月1日まで。

 書の表現と鑑賞を通じて書の文化を支え、発展させるとともに、愛好者のすそ野を広げることを狙いに2003(平成15)年から毎年開いている。飯田市教育委員会が後援。今回も出品資格を設けず、書展の趣旨に賛同する高校生以上なら誰でも出品できるルールで募った。選考はなく、プロ・アマチュアを問わず五十音順で展示している。

 会場は同館301号室と201号室、ふれあい創造ギャラリー。飯田下伊那地域を中心に県内各地、関東や関西、東海地方などからも出品があった。10~80代と年齢層も幅広く、趣味で取り組む愛好者から指導者、プロの書家による作品まで多彩。漢字やかな、篆刻、刻字などバラエティー豊かな力作が並んだ。

 古典の漢詩や和歌、俳句、偉人の名言、詩歌など、さまざまな言葉を題材にしている。伸びやかな淡墨で優しい印象に仕上げたり、太く力強い筆致で書き上げたり。新型コロナへの思いを書で表現する作品もある。

 安曇野市で書道を教える飯田市座光寺出身の清水千春さん(33)は軸を出品。10年ほど前から参加しているといい「コロナ禍で交流が限定的なため、幅広い皆さんの作品が刺激になる。書の魅力をあらためて感じた」と話した。

 実行委の齋藤清運営委員長(69)は「2年ぶりだが多彩な作品が集まり、技術も一層上がっている。さまざまな作品を楽しめる機会。多くの方に見ていただければ」と呼び掛けていた。

 ことしの展示は「あ行」から。午前9時~午後5時(最終日は同3時まで)。後日、南信州新聞紙上で紹介する。

◎写真説明:開幕した下伊那の書展

  

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