東京五輪の文化プログラムの概要発表

文化・芸能

[ 2019年 5月 29日 水曜日 15時08分 ]

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は29日、仙台市で会見を開き、来年開催する東京五輪の文化プログラムの概要を発表した。東北復興をテーマに巨大人形のパフォーマンスを行う予定で、飯田下伊那を中心とした住民による巨大人形劇「さんしょううお」監督などを務めた人形劇作家・沢則行さん(57)=プラハ=を中心に、高森町で人形制作が進められている。

 文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」は、東京五輪に向けた機運を最大化して国内外へ日本文化をPRすることをねらいに、来年4~9月に全国で実施される。

 このうち東北復興をテーマとしたプログラムの一環で「しあわせはこぶ旅 モッコが復興を歩む東北から TOKYOへ」を企画。

 東北の現代の姿を発信することをねらいとし、東北各地を回って人々の思いを預かった巨大人形が、五輪開催地の東京を目指して旅をするという物語を制作した。

 人形は、東北などで親しまれる小正月の来訪神「かせどり」がモチーフで、脚本家の宮藤官九郎さんにより、かせどりが持つかご(もっこ)にちなんで「モッコ」と命名された。

 お笑いタレントで小説家の又吉直樹さんが制作したモッコの物語をもとに、東北の小中学生が人形のイラストを作成。絵本作家の荒井良二さんが、子どもたちの絵を参考にしながらベースデザインを制作した。

 沢さんは人形のデザイン設計と制作・操演の総指揮を担当。全長10メートル超の巨大な糸操り人形に仕上げる予定で、高森町のアグリ交流センターで制作が進められている。

 今月、ヨーロッパツアーを行った沢さんは「いつもモッコのことを考えている。こちらのスタッフからもこの人形の計画のことをよく聞かれていて、東北の仲間たちが喜んでくれるように日本中が頑張るんだよ、と答えている」と話していた。

 巨大人形は来年5月から岩手、宮城、福島を巡って各地でパフォーマンスを行い、7月に東京で公演する予定。

◎写真説明:沢則行さん

  

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