飯田市松尾町の峯高寺で仏前奉告法要

文化・芸能

[ 2015年 9月 25日 金曜日 8時31分 ]

 飯田市松尾町4の峯高寺(篠田知並住職)で23日、境内整備事業の落慶法要、仏前奉告式が執り行われた。壇信徒をはじめ工事関係者ら200人余りが出席し、庭儀式や法要などを通じて事業の成就を祝った。また、法要後には講談が行われ、飯田市川路出身の作家、牧内雪彦さんの「峯高寺縁起・福姫絵姿」を、講釈師の神門久子さんが読み上げた。

 同整備事業は、1947年の飯田大火翌年に移築された庫裏の老朽化が進んでいることから、2012年1月に開かれた新年世話人総会で、篠田住職が検討を上程。同年6月の臨時世話人総会で、発願文、趣意書とともに整備計画・予算案の審議が行われ、実施が決議された。

 その後、実行委員会を立ち上げ、各地区説明会などを開催しながら壇信徒らに協力を依頼。13年12月に地鎮祭、14年10月に上棟式が執り行われ、このたび無事落成を迎えた。

 篠田住職は「私の思いを重く受け止めてくださった総代執行部や檀家の皆さま、仏様の為にと尊い浄財寄進を賜った全ての皆さまに感謝し、合掌頂礼させていただく。建築関係の皆さまにも立派に遂行していただき心から感謝したい」とし、「心のよりどころ、みんなの峯高寺として多くの方に手を合わせていただける寺となるよう、一層の布教活動、念仏精進を誓う」と力を込めた。

 また、整備事業副実行委員長は「新しい石畳の参道を透かして新庫裏と本堂を仰ぎ、今回の事業の大きさを実感している。檀家の皆さまから多大なご協力、菩提寺を思う尊い気持ちを寄せていただいたことが事業推進の大きな力となった」と振り返った。

 峯高寺は慶長6(1601)年、城主小笠原秀政公によって、前身「慶林寺」が松尾城下から現在地へ移された。同12(1607)年10月、秀政公の正室、福姫が急逝。慶林寺が姫の菩提所となって、法名「峯高院殿高月峰譽智廓大禅定尼」より「峯高寺」と寺号を改めた。このとき、姫の祖父、徳川家康から自身の護持仏(阿弥陀如来立像)が寄進された。

 1947(昭和22)年の飯田市大火で伽藍が全焼。松尾町4丁目道路部分などの供出により、境内地が縮小した。

  

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