松川町中心部の商店約60店でつくる「あらい商店街連合会」と商工会大島支会主催、松川町後援「あらい祇園祭」が16日、同商店街一帯で開かれ、大勢の親子連れらでにぎわった。
あらい祇園祭は、松川の夏を彩る恒例の祭典として定着している。ことしのテーマは東日本大震災を受け「上を向いてあそぼう!!」。地元の上新井区をはじめ七椙神社、上新井地区公民館、上新井子ども育成会、商工会、消防団などが協力し祭りを盛り上げた。
昨年同様に4つの通りを歩行者天国にし、さまざまな催しが繰り広げられた。うち中央エリアでは夕方から、町内外で活動する子どもから大人までが次々にダンスを披露。夏の日差しを浴びながら汗を流し、テンポの良い曲に合わせて元気いっぱいに踊ると、会場を取り囲んだ見物客から大きな拍手が送られた。
町の環境大使、並木のりこさん(38)=同町生田出身=ら3人で構成するエコうたユニット「にゃんたぶぅ」によるファミリーコンサート「エコだ!元気だ!お祭りだ!」もあり、町の環境と観光をPRする曲「みんなでLet’SGo!~大好き松川町~」などの歌声が響いた。
消防車両を間近に触れることできるコーナー、ミニSLを体験できるコーナーはどれも子どもたちに人気。上新井地区公民館では人形劇の公演もあった。
太鼓演奏や七椙神社獅子舞のほか、夜には約300発の打ち上げ花火も。商店街の道路に仕掛けた約30メートルのナイヤガラ花火でクライマックスを迎えた。