石苔亭いしだがオモテナシ狂言

文化・芸能

[ 2017年 5月 29日 月曜日 16時14分 ]

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 阿智村智里の石苔亭いしだは28日、「オモテナシ狂言2017」を行った。親子連れ約100人が参加し、大蔵流狂言師の茂山千三郎さんから狂言の話を聞いたり、同旅館の能舞台での体験や鑑賞を楽しんだ。

 同旅館では、能舞台で宿泊客や一般に狂言を披露する「オモテナシ狂言」を毎年開催。ことしは15回の節目を記念し、子どもたちに狂言の魅力を感じてもらおうと、子ども向けの体験や鑑賞会を企画した。

 はじめに、茂山さんが実演を交えながら狂言について解説。もともと野外で演じられていたため、遠くまで声が届くよう大きな声で演じることや、舞台で何をしているのか分かりやすいよう、どの演目でも決まった形で演技することを説明した。

 「狂言は650年かけて作り上げてきた様式。その反対はリアル、写実的なお芝居。その違いを感じ取ってもらいたい」と語った。

 続いて、希望する子どもたち10人が舞台に上がり、茂山さんから指導を受けながら狂言の立ち方や歩き方、笑ったり泣いたりする動作を体験した。歩き方の体験では、足袋をはき、両手を腰の周辺に当ててすり足で進んだ。

 茂山さんは「足を真っ直ぐ前に向けて、遠くの方を見て」「頭は上下に動かないように」など、きれいに歩けるようアドバイス。子どもたちは、正しい姿勢や動き方を保つよう集中して取り組んだ。

 体験した子どもは「見てるだけだと分からないけど、姿勢が大変。疲れて汗をかいた」と語った。茂山さんは「無駄な動きを取り除いたのが狂言の演技。体験したり見たりすることで身近に感じてもらえたら」と呼び掛けた。

 鑑賞会では、小学校の国語の教科書に掲載されている演目「柿山伏」を上演。茂山さんに師事する鈴木実さんと、大蔵流の山下守之さんが出演した。

 山伏が柿を取ろうと石を投げて何度も失敗したり、盗み食いしたことをごまかすため動物のものまねをしたりと、コミカルなしぐさが次々と繰り広げられ、会場から盛んに笑い声が起こっていた。

 昼食後には茂山さんと和泉流の野村万蔵さんのトークや、和泉流の「呂蓮」、大蔵流の「濯ぎ川」の上演が行われた。

  

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