国重要無形民俗文化財「大鹿歌舞伎」の保存会は、10月17日に大鹿村内で開催予定だった秋の定期公演を無観客で行うことを決めた。当日はインターネットとケーブルテレビでライブ中継する。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のためで、ことし春の定期公演も無観客で行い、後日収録した映像を配信した。
秋の定期公演の演目は、大鹿歌舞伎オリジナルで平家の落ち武者・悪七兵衛景清が源氏に戦いを挑む「六千両後日文章重忠館の段」の一幕。村教育委員会は「秘境の趣の深い大鹿村で伝承されてきた歌舞伎を、今回はぜひ自宅で楽しんで」としており、会場となる大河原の石磧神社には立ち入らないよう呼び掛けている。
ライブ配信の時間帯などは後日、村のホームページで告知する。問い合わせは村教委(電話0265・39・2100)へ。