飯伊童謡・唱歌をうたう会(中島正韶会長・会員160人余)は10日、「第21回童唱まつり」を飯田市高羽町の飯田文化会館で開いた。同会と、飯田下伊那地域の幼稚園・小学校や地域で活動する音楽グループ計8団体が賛助出演。懐かしい童謡唱歌の歌声を会場いっぱいに響かせた。南信州新聞社など後援。
はじめにあいさつに立った中島会長は「童謡唱歌は近代の歩みの中から生まれた文化財。次の世代に歌を引き継いでいきたい。皆さんには今後も活動をご支援いただき、興味のある方には会員として参加していただけたら。歌の力に感謝し、童唱まつりを開催できることに感謝したい」と語った。
ステージでは、同会の午前、午後、夜の部ごとに発表。また慈光幼稚園、追手町小と浜井場小、松尾小の合唱団、丸山小合唱アンサンブル部、羽場懐かしい歌をうたう会、バッカス男声合唱団、飯田交響楽団弦楽アンサンブルが出演し、それぞれにステージを披露したり、会員と共演した。
観客はそれぞれの発表に耳を傾けたり、歌声に合わせて口ずさんだり。ステージの合間には会場全体で合唱する時間も設け、発表者と来場者が一体となって歌を楽しんだ。最後は飯田交響楽団弦楽アンサンブルの伴奏にのせて、出演者有志が合同で歌声を響かせていた。
同会では随時会員を募集中。毎月第1・第3火曜日に同館で活動している。見学や体験入会も可能。各種問い合わせ、入会申し込みは同会事務局の太田さん(電話0265・52・0955)へ。