美博で御池山クレーター企画展

文化・芸能

[ 2011年 6月 24日 金曜日 8時11分 ]

 飯田市追手町の市美術博物館は8月28日まで、企画展「小惑星が衝突した御池山隕石(いんせき)クレーター」を開催している。宇宙天文分野の企画展は初めて。御池山への隕石の衝突現象を多面的に紹介。本物の隕石に触れることができるコーナーも設けられている。

 同市上村の御池山隕石クレーターは、直径900メートルの半円状の地形になっている。氷河時代、直径45メートルほどの隕石のかたまり(小惑星)が秒速15キロで地球に突入。御池山に向かって落下してきた隕石は、その前面に衝撃波を発生させ山にクレーターを形成し、衝突前に飛び散った。

 同館では専門研究員・坂本正夫さんが中心となり、1985年ころから調査が進められてきた。会場には、御池山クレーターから採取した砂岩やチャート、隕石衝突の証拠が残る石英脈などを展示。顕微鏡で衝撃の影響を受けた石英の組織の観察もできる。

 展示されている隕石や衝撃変成岩類約30点は、すべて実物。同館所蔵品のほか、国立極地研究所などが所有する、世界各地の隕石クレーターから採取された隕石や、衝突時の衝撃によって変成した岩石類を並べている。

 加えて宇宙への関心を高めてもらおうと、アルゼンチンのカンポ・デル・シエロクレーターで見つかった約3キロの鉄隕石を、手に取って観察できるコーナーを設けた。

 会場入り口には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が所蔵する、H―ⅡAロケット(16分の1)の模型を飾った。ロケット模型と展示会場内は写真撮影が可能になっている。

 また小惑星イトカワや、隕石が地球に突入する瞬間を表した模型を地元業者に依頼して製作、展示。映像や写真、絵、パネルを多く使用し、わかりやすい内容になるよう心掛けた。

 坂本さんは「科学的に内容を理解することは難しいかもしれないが、絵などの説明を見てもらえれば理解できるようなものにした。小・中学生や高校生に見てもらえれば」と話していた。

 午前9時半から午後5時まで。休館日は毎週月曜日(7月18日は開館)と7月6、7、19日、8月23日。入館料は大人310円、高校生200円、小中学生無料。

 関連事業として6月26日午後1時半から、国立天文台の渡部潤一教授による講演会「小惑星と隕石クレーター」を開く。8月10―21、27、28日には隕石レプリカ教室を実施。各日午後1時から4時まで、料金200円。

 問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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