阿智村文化財新たに2件

文化・芸能

[ 2021年 4月 24日 土曜日 13時41分 ]

 阿智村は、浄久寺(同村駒場)の閻魔(えんま)大王座像と十王像などを村有形文化財、七久里の鳥追いを村民俗文化財にそれぞれ指定した。村文化財調査委員会が「文化財として指定することが適当」と答申し、村教育委員会が指定した。

 浄久寺の閻魔大王座像は高さ137センチ。同教委によると、木造の閻魔像としては松川町清泰寺に次ぎ、飯伊で2番目に大きい。頭部内の墨書から、1663年に仏師の篠田寿貞が製作したとみられ、伊那谷の江戸期木造閻魔像としては最古のものという。

 また、同寺には10体の十王像とともに地蔵菩薩、司命、司録、奪衣婆各1体、浄玻璃の鏡、人頭杖兼業の秤各1基が一括で良好な状態で残る。

 閻魔大王を中心に地獄の裁判官である十王を祭る十王信仰は江戸時代以降、伊那谷で広く信仰されたが、現在では十王像が残されている事例も少なくなっており、村教委は「近世の十王信仰を物語る資料として貴重」と評価。閻魔大王座像と十王像などをまとめて文化財に指定した。 

 一方、七久里の鳥追いは、春日地区七久里に大正時代から伝わる小正月行事。子どもたちが長さ1メートルほどの竹棒を持って集落内を巡回し、田畑を荒らす有害鳥獣を追い払う所作で豊作を祈願する。村内では七久里のみに残る行事で、「飯伊でも実施が珍しくなった民俗行事として貴重」とした。

 今回の指定で村指定文化財は70件(有形28件、無形2件、民俗3件、史跡12件、天然記念物22件、名勝3件)となった。

◎写真説明:浄久寺の閻魔大王座像(村提供)

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

Sponsored Link

     

最近の記事

【飯田市】飯田女子短期大学で防災講座 体験通じて災害時に生きる術を学ぶ

8月13日土曜日13:52

【飯田市】下伊那農業高校畜産部が明大生と移動式鶏小屋を共同開発「地域と鶏、環境に優しい鶏小屋」

8月13日土曜日13:39

【飯田市】カップめん、ガム、アイスクリーム…昭和の懐かしい自動販売機の数々が展示

8月12日金曜日16:14

【阿智村】満蒙開拓平和記念館「鎮魂の夕べ」で犠牲者追悼 明日の平和へ史実語り継ぐ

8月12日金曜日16:03

【飯田市・下伊那】7高校の図書委員が交流会 他校の活動から新たな取り組みのヒントを探る

8月11日木曜日13:14

【リニア中央新幹線】JR東海が「要対策土」公共事業でも管理の意向 積極的に候補地を探す姿勢示す

8月11日木曜日13:37

【高森町】丸山公園平和の丘で「平和をつなぐつどい」 被爆アオギリ「2世」前に平和への思い強める

8月10日水曜日15:31

【飯田市・下伊那】JAみなみ信州が農作物盗難被害防止のパトロール開始 警察署や市町村とも連携

8月10日水曜日15:13

【長野県知事選】阿部氏が4選「県民の思いに寄り添う」 投票率は過去最低の40.94%

8月9日火曜日15:04

【阿智村】治部坂高原でキバナコスモスが見頃 100万本の花がゲレンデをオレンジ色に彩る

8月9日火曜日15:21

【高森町】廃棄処分の柿の皮を有効活用 松本大学・民間企業・高森町が連携し「市田柿皮ピューレ」開発

8月6日土曜日13:21

【喬木村】阿島里原地区で200本余りのヒマワリが見頃 「平和の種プロジェクト」で地区住民が協力して栽培

8月6日土曜日13:17

【飯田市・下伊那】「帰省ついでに会社見学」0円バスの運行が始まりスポンサー企業を学生らが見学

8月5日金曜日16:05

【長野県】長野県知事選挙7日に投開票 阿部県政12年の是非判断

8月5日金曜日16:53

【飯田市】飯田女子短期大学生が下久堅の伝統文化「ひさかた和紙」の新商品を開発

8月4日木曜日15:56




夏のDiji田甲子園

南信州新聞の購読はこちら

記事の検索はこちらから




印刷について

出版物について

工場見学について

公式Twitter

公式フェイスブック

RSS




南信州飯田観光ガイド2022秋冬

三遠南信biz

南信州企業ナビ

グリムスパンキーニュース

南信州電子版購読

スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞