飯田市美博で現代の創造展始まる

文化・芸能

[ 2018年 2月 19日 月曜日 15時09分 ]

 飯田下伊那地域の作家による「第18回現代の創造展」(同実行委員会・飯田市美術博物館主催、下伊那郡町村会・南信州新聞社など後援)が18日、飯田市追手町の市美術博物館で始まった。日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、コンテンポラリーの7部門で、計161人の意欲作を並べている。3月11日まで。

 美術を「創造活動」という意味から多角的、総合的に捉え、所属団体やキャリア、年齢に関係なく一人1点ずつ展示する、飯伊最大の総合美術展覧会。

 近作の紹介と新鋭作家の育成を目的に、飯伊美術家・美術団体の会が母体となる実行委員会と同館が開催し、飯伊在住または出身者の中から出品者を推薦・決定している。

 展示室と講堂、ロビー、市民ギャラリーなどを会場に各作品を展示。日本画や洋画、版画では、風景や動植物を生き生きと切り取ったもの、モチーフを精緻に描き込んだり、抽象的なイメージを連ねたりと、さまざまな表現の絵画が並ぶ。

 彫刻は木や石、土、植物などを素材とし、角を突き合わせる牛を表した力強い作品や、細かな木材を組み合わせた像などを展示。工芸は、植物染料を使った染め物や自然の情景をイメージした陶芸、木彫、漆芸、能面といった多彩な作品がそろう。

 書は古典の漢詩や和歌にならった作品が目立ち、漢字、かな、一文字書、篆刻(てんこく)などがある。コンテンポラリーは空間を生かしたインスタレーションを中心に、繊維を使ったファイバーアートや絵とミニチュアを組み合わせた作品、音楽を連想させる現代書などを並べている。

 実行委員長の小町谷和安さんは「年々、作品の配置や照明が工夫され、楽しんで鑑賞できる展示になっている」、同館長で出品者の滝沢具幸さんは「素晴しい力作がそろった。自然や人間について考え、自分にしかできないような作品を発表されている」とし、来場を呼び掛けている。

 午前9時半から午後5時まで、月曜休館。観覧料は大人310円、高校生200円、小中学生100円。24、25日には、出品者有志によるギャラリートークを開催する。両日午後1時半から同2時50分まで。問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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