外縣大宮諏訪神社の秋季祭典宵祭りが28日、飯田市宮の前の同神社周辺で行われ、2年ぶりに奉納した煙火が約1600世帯の氏子を楽しませた。新型コロナウイルス感染症が急拡大していることから無観客開催とし、昨年に続いて「きおい」は行わなかった。
煙火はコロナの収束と来年の壬寅歳飯田お練りまつりの成功を祈願して奉納し、氏子には自宅周辺から見るよう呼び掛けた。
神社周辺の家々では、家族が玄関前に出て花火を鑑賞し「きおいがなくてさみしいが、この状況ではしょうがない」「良い花火が見られた。来年はきおいができるといいな」などと話していた。
年番長の串原義通さん(73)は「好天に恵まれて無事催行できたことに感謝している。31カ町の支援を得た花火は短時間としたが、おおむね好評でうれしく思う。来年は恐らくみこしが出せるはず。お練りまつりもにぎやかに開催できるといい」と話していた。
◎写真説明:2年ぶりとなった奉納煙火