豊丘村の秋の最大イベント「とよおかまつり」が10、11日、役場駐車場と村交流学習センター「ゆめあるて」周辺を会場に開かれ、両日とも多くの家族連れらでにぎわった。
村や商工会などでつくる実行委員会主催で31回目。
役場駐車場に特設されたステージでは、村内で活動するグループらが日頃の練習の成果を披露。熱演が来場者の拍手を誘った。また周辺には農作物や飲食の出店など過去最高となる140のブースが並び、昼近くになると買い求める人で混み合った。
毎年好評で、5回目となる「よさこいまつり」には村内外の11チームが出演。終盤には総踊りもあり、ひと際盛り上がりを見せた。
初日夕、子どもや女性を含む多くの村民が参加する「御輿と花火の共演」が始まると、まつりの熱気は最高潮に。そろいの法被を着た若者らが降り注ぐ花火に合わせ、威勢良くみこしを担いで駐車場内をきおっていた。
両日とも天候に恵まれ、村担当課は「過去最高の来場者数では」とみた。実行委員長の下平喜隆村長は「今年は特産のマツタケが豊作で、台風による果樹被害も比較的少なかった。五穀豊穣を願うイベントとしても盛り上げていきたい」と話していた。