森田さん桜守指導で協力 吉永小百合さん主演映画「北の桜守」

文化・芸能

[ 2017年 4月 13日 木曜日 16時56分 ]

吉永さんから贈られた色紙を手にとる森田さん

 飯田市龍江の桜守で桜の名所づくりアドバイザーの森田和市さん(78)が、来春公開の映画「北の桜守」の撮影で桜守指導の依頼を受け協力している。

 この映画は、北海道を舞台にした「北の零年」「北のカナリアたち」に続く、吉永小百合主演の“北の三部作”の最終章。通算120本目の出演作で、堺雅人が息子役で共演する。

 1945年、ソ連の侵攻によって樺太を追われた江蓮てつ(吉永)は、北海道の網走へとたどり着く。凍えるような寒さと飢餓に苦しみながらも、息子2人を命がけで守り抜く。育てた後も一人、行方知れずの夫を待ち続けながら、網走でひっそりと暮らしていたてつは、米国で成功した二男の修二郎(堺)と再会。修二郎の計らいによって、札幌で同居することになるが、年老いたてつは戦禍によるPTSD(心的外傷ストレス障害)の後遺症に悩まされる。

 戦中から戦後にかけて、北の大地で懸命に生きた親子の約30年の軌跡を描いた物語。メガホンを取るのは、「おくりびと」(2008年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞し、米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督。

 今年2月16日から網走で撮影を開始。今月下旬から6月末まで東京近郊、稚内、せたな町、札幌市でロケが行われる。公開は、北海道が命名されて150年となる来年の3月を予定している。

 森田さんは昨年9月、東映の森田大児プロデューサーから電話で「映画製作に協力してほしい」と依頼を受けた。「利休にたずねよ」で一躍有名になった若手の営業マンだが、森田さんは全く面識がなかった。「日本には桜で有名な人がいっぱいいるなかで、なぜ私のようなものが依頼を受けたのか不思議。桜の取り持つ縁としか考えられない」と森田さん。

 1月16日に上京し、桜の切り方や手入れの仕方などを吉永さんをはじめ、監督や助監督、美術部の人たちに指導してきた。今月の20日と27日にも上京し、練馬区大泉の東京撮影所で撮影に立ち合い、助言することになっている。

 森田さんは、40年以上前から桜に魅せられ、仕事の傍ら桜の保存と普及に取り組んでいる。特に樹齢200年を超える古木(約100本)を守る活動に取り組むとともに、これまでに新種の桜3本を発見。全国8人目の「桜の名所づくりアドバイザー」に選ばれている。南信州日本花の会の会長を務め、07年には飯田市制施行70周年記念「全国さくらシンポジウム」を誘致。南信州観光公社の「桜守の旅」の指導にあたるなど、当地域の桜観光にも貢献している。

  

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