飯田市の飯田銀座商栄会は8日、1万円で1万7000円分の買い物ができるプレミアム率70%の商品券「銀座次郎長貨幣」を加盟14店舗で発売する。100冊限定でオリジナルのエコバッグ付き。同日から20店で利用できる。
新型コロナウイルスの影響でいいだ人形劇フェスタ、飯田りんごんなど夏イベントの中止が相次ぐ中、「飯田下伊那の皆さんに元気を出してもらおう」と初めて発行。2022年3月の飯田お練りまつりに向けて気運を高めようと、銀座の出し物「飯田銀座次郎長道中」にちなんだ名称とした。
1冊(1000円券17枚つづり)1万円。地域の起爆剤となるよう、7000円上乗せのお得感にこだわり、このほど販売が始まった飯田市プレミアム付き商品券との併用も可能とした。
特典のエコバッグは、レジ袋の有料化に合わせて作った小型のサブバッグで、英字新聞風のデザインに飯田丘のまちフェスティバルと銀座のマスコットキャラクター「なみきちゃん」「ギンタくん」をあしらった。
次郎長貨幣の販売店舗と利用可能店舗は、店頭のポスターで確認できる。使用期限は11月30日まで。
寺澤健司会長(45)は「まだ自粛ストレスがあると思うが、次郎長貨幣が皆さまにとって元気の源になれば。地域に密着した商店街として、引き続きできることを考えたい」と話している。
◎写真説明:次郎長貨幣とオリジナルのエコバッグ