スタービレッジ阿智誘客促進協議会による「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」の今シーズンの営業が16日、阿智村智里の富士見台高原ロープウェイヘブンスでスタートした。初日は約400人が来場。星兄の爆笑解説を聞きながら、冬と春の両方の星座を観賞した。
地域資源の星空に着目し、2012年から始まり今年で11年目。全長2・5キロ、所要時間約15分のゴンドラに乗り、街の光が届かない標高1400メートルの山頂で星空を観賞する。街中では見られない光景が人気を集め、同村の主要な観光の一つに発展した。今年もイベントを絡めながら開き、新型コロナ対策としてして入場を制限して実施する。
午後8時にカウントダウンとともに消灯。16日はほぼ満月で月の光が強かったものの、晴れたことで夜空全体に星が現れた。星兄は「この時期は冬と春の星座が両方見られる」と見える星座や一等星を解説し、「冬の大三角」や「春の大曲線」を紹介。星にまつわる面白エピソードも話し、会場から笑いが起きていた。
京都府から友人3人で訪れた女性は「空気が澄んでいてとてもきれい。星を寝転んで観賞できるのが良かった。解説もためになった」と喜んでいた。
阿智☆昼神観光局は「星空と花桃の両方が楽しめる特別な時期。ぜひ訪れてほしい」と呼び掛けている。
事前予約制で、チケットは公式サイト(https://sva.jp)からオンラインで購入できる。
◎写真説明:開幕初日から大勢の人が来場した