【飯田市】「天竜川和船下り」が4月15日に本格再開 プレオープン迎え弁天港で式典開く

南信州経済

[ 2023年 2月 20日 月曜日 15時31分 ]

 新会社「南信州リゾート」(白澤裕次社長)が信南交通から引き継いだ「天竜川和船下り」が19日、プレオープンを迎えた。飯田市松尾新井の弁天港で運航再開に向けた式典があり、関係者約20人が安全を祈願した。3月末まで観光業者や地元住民を招待して運航し、4月15日にグランドオープンする。

 事業は2021年12月に運航中止となり、運営会社の信南交通が舟下り事業から撤退。舟下り事業部門は会社分割方式で南信州リゾートとして独立し、事業継承者の南信州観光公社が子会社化した。運航再開に伴い、事業名を「天竜舟下り」から「天竜川和船下り」に変更した。

 予定していた乗船体験は悪天候のため中止したものの、式典で船頭が和船の歴史や造船方法などを説明し、港の見学も行った。

 白澤社長は「地元の人でも乗ったことがない人も多いと思う。長い歴史の中で変えるところは変えながら、感動と喜びを提供する使命を果たしていく」とあいさつした。

 8人の船頭が運航再開に向け、半年ほど前から操船訓練や救助訓練を重ねてきた。船頭の川村茂雅さん(56)は「再びお客さんを乗せられることがうれしい。操船、造船技術といった価値も発信していきたい」と意気込んでいた。

 和船下りは弁天港から時又港の約6キロを下る。本オープンからは到着地点の時又港に拠点を移し、和船文化などを発信するガイダンス施設を整備する。100年以上続く天竜川の和船の歴史を解説する展示コーナーや造船、操船の体験コーナーを設ける。

 定期船は午前と午後の計2回で、臨時便の運航もある。年間300日前後の運航を予定し、再開1年目の今年は1万5000人の集客を目標とする。

 本オープンの予約受け付けは3月下旬から。料金は中学生以上3300円、小学生1650円、未就学児1000円。ボートで川を下るラフティングも5月ごろから再開する。問い合わせは南信州リゾート(電話0265・24・3345)へ。

◎写真説明:式典であいさつする白澤社長

  

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