トップヒルズ本町(飯田市本町)の「なみきマーケット」が25日、グランドオープンし、りんご並木側の一角ではコミュニティー・スペース「まちのカフェ」が営業を開始した。りんご並木歩行者天国イベント「わくわく並木広場」もあり、店内外とも早い時間帯から多くの人でにぎわった。
ソファー席、電源が使えるテーブルとカウンター、ドリンクサーバーを配置したまちのカフェの店内は、交流スペースとして利用できるほか、日替わり出店する飲食事業者が厨房で調理するメニューを味わえる。
オープン初日は移動販売の手作りサンドイッチ店「サンデイサンド」(喬木村)が出店し、地元食材を使った作りたてのハンバーガーやサンドイッチを販売。売れ行きは好調で、スタッフはガラス張りのキッチンとカウンターで調理と接客に追われていた。
家族3人で来店した男性(24)=松尾代田=は「並んで買うような人気店だと聞いている。前から気になっていたが、食べるのは今日が初めて」と話した。
まちのカフェは、なみきマーケットの一部という位置付け。運営会社「マツザワ」(本社高森町)の松澤徹社長は取材に「観光客が増えた時の対応も含めて、店頭スペースも有効活用し、和洋さまざまなメニューを提供できたら。まちバルなど食のイベントにも積極参加して、街の活性化に貢献したい」と話した。
◎写真説明:にぎわう「まちのカフェ」の店内