25日のグランドオープンを控えた飯田市本町「なみきマーケット」の鮮魚売り場で17日、天然クロマグロの解体ショーがあった。多くの買い物客が集まり、120キロの生マグロを豪快にさばいて販売した。18日も午前11時から行う。
クロマグロの旬(6~8月)に合わせ、水揚げ量日本一の鳥取県境港から直送された魚体をのこぎりと出刃包丁で解体。カマ、中落ち、中トロ、赤身などに切り分け、その場で競り売りした。
担当者が「波にもまれることで程よく身が締まる。天然の餌を食べているので、上品で自然な脂の乗り方をしている」などと解説しながら、慣れた手つきで豪快にさばくと、「すごい」といった驚きの声とともに拍手が贈られた。
店を運営するマツザワの松澤徹社長は「今が旬の本マグロを味わってもらおうと企画した。広範囲から良いものを集められることも知ってもらえたら」と話していた。
記念イベントを
並木広場も開催
グランドオープンする25日は、人気飲食店が日替わりで出張販売する記念イベントを開催。月替わりイベントスペースでは7月から「コストコフェア」が始まる。
今後は日常の買い物・飲食スペースとしての役割に加え、観光ステーションとしての機能も発揮していく予定。
りんご並木まちづくりネットワークは同日、歩行者天国イベント「わくわく並木広場―なみきバザール」を知久町~通り町間と本町1丁目で開き、ステージ発表やVR体験、飲食物などのブース販売を行う。
◎写真説明:120キロのマグロを解体して販売した