【飯田市】久保田さんが古民家活用し書店オープン「本を読む楽しさ感じられる場所に」

南信州経済

[ 2022年 9月 28日 水曜日 15時16分 ]

 本紙嘱託記者の久保田奈美さん(38)=飯田市鼎西鼎=はこのほど、同中平で書店「ひなみ文庫」をオープンした。1912(大正元)年に曽祖父が建て、酒店兼居住スペースだった古民家を活用。ここ10年ほどで集めた自身の蔵書を中心に、700冊以上並べている。

 飯田高校卒。東京都の大学へ進学し、美術史を学んだ。大学院卒業後に帰郷し、2010年に南信州新聞社へ入社。記者として主に芸術文化を担当してきた。10年ほど前、本屋を特集した雑誌を見て「自分だったらここでやってみたい」と、移店のため1989(平成元)年から空き家となっていた古民家の利活用を考えるようになった。

 木造2階建てで、1階部分のうち約90平方メートルを店舗スペースとして改修。元の雰囲気を大切にしようと、柱や鴨居は当時のまま残した。家にあった棚を補修して本棚に。ソファでゆったりくつろげる和室や、ギャラリースペースとしても利用できる板間もある。古本は美術関係の画集や、海外の暮らしや文化を紹介する本が多い。久保田さんが選んだ新本も50タイトルほど並ぶ。

 「自分の好みの本を手に取ってもらえて、驚きとうれしさがある」と久保田さん。店名の「ひなみ(日並)」には毎日本を読んで過ごせたら―と願いを込めた。「訪れる人にも本を読む楽しさを感じてもらえることができたら」と話している。

 営業は正午~午後6時。自家製ジュースなどドリンクの提供もある。営業日は、インスタグラムやフェイスブックで知らせている。

◎写真説明:自身が所蔵する700冊以上が並ぶ

  

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