アンサンブル会が畳床を中国に輸出

南信州経済

[ 2018年 2月 9日 金曜日 15時52分 ]

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 松川町元大島に本部を置く社会福祉法人アンサンブル会(小椋年男理事長)は今月から、国産ヒノキを使ったオリジナル商品「ひのきの畳床」の中国輸出を始める。中国では畳のある和室の人気が高まっており、現地の内装大手と専属契約を結び、高所得層向けに全土で販売する。

 畳の芯にあたる畳床に長野・岐阜県産ヒノキの間伐材の木毛を使い、2013年に発売した商品で、湿度調整や防虫・防カビ効果があり、弾力と香りが長続きすることなどが特長。上片桐の工場で製造し、福祉施設の利用者7人が関わっている。

 県の補助事業で諏訪大社の上社と下社にもモニタリング納入され、15年に間伐・間伐材利用コンクールで林野庁長官賞を受賞。同年に特許も取得している。

 中国での和室・畳人気は日本への旅行をきっかけに高まり、和室を手掛ける業者は約3000店舗にのぼるという。

 アンサンブル会は昨年末、各地に100店舗を構える江蘇省の大手と契約を締結。今月20日に300畳を初めて輸出する。

 化学素材を使った畳床と比べると割高だが、高級志向に対応する商品として差別化を図り、3月には上海で開かれる国際建材展にも契約業者とともに出展する予定だ。

 小椋雅子施設長は「中国で『畳』は和室全体を意味し、寛げる空間として若い人にもニーズがある。契約した会社は信頼関係にあり、販売に意欲的なことも心強い。今後は2カ月に1回ほどのペースで送り出しつつ、国内需要も伸ばしたい」と話している。

  

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