地産地消の流通システムを構築して好循環を加速させることを目的にする南信州地産地消推進協議会は、取り組みを広くPRするチラシを作った。6月に続く第2弾で、今回は夏の誘客に絡めて「涼」をテーマにした。
4万5000部を作成した。両面カラーのA4サイズで、天竜舟下りやライン下り、ラフティング、しらびそ高原、下栗の里のほか2019年に開通した三遠南信道天龍峡大橋「そらさんぽ天龍峡」を写真付きで掲載。飯田市の人口1万人当たりの焼き肉店舗数が「日本一」として、焼き肉のまちを紹介している。片面には地産地消の「食育店」を載せた。
周知に向けてはJAみなみ信州の農産物総合DMセンターと連携し、会員らに向けて発行するダイレクトメールにチラシを折り込む。
協議会は2月、JAみなみ信州、南信州観光公社、飯田市などが参加して設立した。地産地消の流通量を増やし、地域経済循環に結び付けるための検討を開始。宿泊や飲食店の認証制度を取り入れ、地域住民や訪れる人の満足度を高める取り組みも視野に入れる。
2024年度までの中期的目標の1つが、地産地消流通システムの構築。地産地消の食の提供で観光消費額が増加していることや、農畜産物や食文化が南信州ブランドとなっていることも将来像として描く。
◎写真説明:作成したチラシの第2弾