天龍村の「ていざなす」収穫始まる

南信州経済

[ 2011年 7月 16日 土曜日 13時16分 ]

 県の信州伝統野菜に認定されている天龍村特産「ていざなす」の収穫が14日、始まった。長さ25センチ、重さ450グラムを超える巨大ナス。大きさとともに果肉の柔らさや甘みの強さが人気で、同村の特産品としての認知も広がり始めている。

 ことしも「天龍村ていざなす生産者組合」に加盟する平岡や向方、中井侍地区の20戸が作付けした。出荷は春先の天候不順で平年より1週間遅くなったものの、初日の14日には大きさ、質とも上々のナスが出そろった。

 平岡のほ場では、添え木に支えられた苗からナスがすくすくと伸び、大きなものは長さ30センチにも及んでいる。

 同組合が出荷規格の統一化を図りながら増産体制を整え、村と村農林業公社が販路拡大に努めてブランド化を促進。村内の観光施設での直売に加え、阿智村の昼神温泉などに出荷し、認知度の向上を図る計画だ。

 柔らかい果肉と甘みの特徴を生かし、みそ焼きや焼きナスなどへの活用をアピールしている。

 ていざなすの名称は1887(明治20)年ごろ、東京の種苗店から種を取り寄せて栽培を始めた神原地区の田井澤久吉さんの名にちなんだもので、元々は「たいざわなす」と呼ばれていた。米ナス系の大型ナスで、大きいものは長さ30センチ、重さ1キロに達する。

 天龍農林業公社の男澤秀幸さんは「ことしもしっかり生産して、みなさんに質の高い、おいしいていざなすを届けたい」と抱負を述べた。

 同公社は近く地方発送の取り扱いもスタートする予定。問い合わせは同公社(電話0260・32・1160、FAX0260・32・1165)へ。

  

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