市田柿「全国の推薦10品の1つに」高島屋お歳暮商品

南信州経済

[ 2009年 10月 24日 土曜日 13時42分 ]

 全国10品の推薦商品のうちの1品として、市田柿が大手百貨店高島屋のお歳暮商品に採用される―。先に高森町へこんな朗報が舞い込み、22日に町市田柿発祥の里活用推進協議会(新井徳二会長)を開き、今後の販売対応として特定非営利法人「市田柿発祥の里」の設立を決めた。

 同協議会は、2006年12月に「市田柿発祥の里を国内外にアピールし、地域産業の活性化と観光に寄与したい」と発足。最初の事業は、町独自で韓国向け輸出に取り組んだ。当時、飯田市と下伊那園芸協同組合(園協)が台湾へ市田柿を輸出したほか、松川町では二十世紀ナシを台湾や香港に輸出するなど、飯伊産の農産物を海外展開する動きが相次いだ。

 そんな中で、同町の市田柿発祥の里活用推進協議会は、町独自で「発祥の里」を国内外にアピールし、国際的な知名度向上、地域産業の活性化、観光振興にと、初年度は韓国の旧正月にあたる2月にソウルの中心部にあるロッテ百貨店で試食販売を試行。

 翌年には台湾への輸出事業を行った。しかし、流通、販売対応など国情の違いから思惑通りにならず、海外への市場対応見直しを余儀なくされた。同協議会ではその後、国内販売への道を探り、関東高森会や町出身者の人脈を通して新たな販売戦略を模索した。

 そして、最近になって東京の大手百貨店高島屋から、ことしのお歳暮商品として採用する、との朗報が舞い込んだ。町産業課によると、同百貨店のことしのお歳暮商品のカタログにはすでに全国10品の推薦商品の一つに市田柿が紹介された。

 カタログには、製品とかきのれんの写真とともに「とろりとして、果肉の繊維質を感じさせない食感。発祥の里である高森町の市田柿は、河岸段丘と呼ばれる肥沃な土壌と、天竜川の川霧、山々に囲まれた寒暖差の大きな気候の中育ちます。毎年10月下旬に、大きく実ったその柿を収穫。皮をむき、つるして約1カ月間乾燥させた後、ひとつずつ手で揉み、さらに水分を蒸発させます。その手間を繰り返すこと3~4回、糖分がにじみ出て柿霜と呼ばれる白い粉をまとった濃厚な黄赤色に完成。ねっとりとした口当たり、上品な甘さ、まるで和菓子のようなおいしさです」と記されている。

 この市田柿のお歳暮商品は、和紙で包んだ12個入りの化粧箱。ことしは500箱を限定販売するという。ちなみに価格は1箱5250円(税込)。箱のデザインは、高島屋の要請で同協議会が考案したもので、しっとりした高級感を印象づけている。

 この日、NPO法人「市田柿発祥の里」を立ち上げた趣旨は、市田柿の歴史的固有の価値、優れた特性などを訴求するとともに、生産販売にかかわる者に対して市田柿製品の企画、販売、広告に関する事業を行い、経済的付加価値を高める支援を通してまちづくりに寄与する、とした。

 理事長に新井徳二さんを、副理事長に山田幹男副町長、西條次男町商工会長を、理事に原八州彦天竜産業代表、片桐文雄市田農産代表を選出し、高島屋からの受注に応える。熊谷元尋町長は「厳しい農業環境の中で、市田柿が日本で一流の百貨店でお歳暮商品に採用されたことで、生産意欲が高まり、農家を大いに勇気づける」と歓迎している。

  

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