県がトンネル新設を計画

南信州経済

[ 2021年 7月 31日 土曜日 13時40分 ]

 大鹿村の主要地方道松川大鹿線で、県がトンネルの新設を計画していることが県飯田建設事務所などへの取材で分かった。村役場近くの幹線道で、既存の大鹿トンネルに接続させて国道152号との交点付近までを結ぶ。回避する落合トンネル周辺では2019年に落石が発生しており、安全な通行の確保を狙う。既に国の整備事業として採択されており、本年度は地質調査や測量、詳細設計を行うという。

 同事務所によると、計画するトンネルの長さは約1050メートル。このうち900メートルを新設して大鹿トンネル内に接続し、残る150メートルの区間は既存のトンネルを活用する。

 松川インター大鹿線を経て村中心部から松川町方面にアクセスする主要道路の一部。通勤通学のために多くの人が利用するが、2019年4月には落合トンネル松川町方面出口付近で落石が発生。道路脇の斜面から最大で直径6メートルの岩が複数個、落石防止ネットを突き破って落ちて道をふさいだ。

 けが人はいなかったものの2日間にわたって通行止めとなり、村民の生活に大きな影響を与えたことから、村は付近の防災対策の強化を県に要望していた。

 同事務所が現地を調査し、さまざまな対策を検討。安全な通行の確保にはトンネルの新設が必要と判断した。

 国の20年度補正予算と本年度予算には計約1億2000万円の調査費が盛り込まれ、同事務所が詳細設計の発注の準備を進めている。着工時期は未定だが「安全を確保するためにできる限り早く着手したい」としている。

 大鹿村中心部から同区間を経て松川町方面に向かう県道では、JR東海のリニア関連事業でトンネル2本が新設され、4区間で拡幅工事が進められている。拡幅工事の残る3区間は9月末の完了を目指している。

◎写真説明:落石注意を呼び掛ける看板が目立つ落合トンネル付近

  

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